Sylpheedユーザのためのプラグイン入門

もしあなたがSylpheedを気に入っていて、自分でもちょっとした機能拡張を
したいと考えたとする。

てっとり早くプラグインをつくりたくなったら多分以下のようにすればいいはず。
基本的にはhttp://sylpheed.sraoss.jp/wiki/index.php?Sylpheed/Win32のビルド方法の項を参考に。

  • MinGW/MSYS環境を用意する

今ならmingw-get-inst-20110530.exeをインストールするというのでも良いです。

  • GTK+を用意する

http://sylpheed.sraoss.jp/wiki/index.php?Sylpheed/Win32を参照してGTK+の環境を用意する
GTK+がちょっと古めなので注意が必要。

  • libsylph-0-1.dllとlibsylpheed-plugin-0-1.dllからインポートライブラリを作る

3.1.1のバイナリからプラグインをビルドするときに必要なインポートライブラリを作成する

pexports libsylphed-plugin-0-1.dll > libsylphed-plugin-0-1.dll.def
pexports libsylph-0-1.dll > libsylph-0-1.dll.def
pexports ssleay32.dll > ssleay32.dll.def

pexportsでdefファイルを作成する。次にdlltoolで.aファイルを用意する。

dlltool --dllname libsylpheed-plugin-0-1.dll --input-def libsylpheed-plugin-0-1.dll.def --output-lib libsylpheed-plugin-0-1.a
dlltool --dllname libsylph-0-1.dll --input-def libsylph-0-1.dll.def --output-lib libsylph-0-1.a
dlltool --dllname ssleay32.dll --input-def ssleay32.dll.def --output-lib libssleay32.a

Sylpheed本体をビルドしてもできるけど、プラグインを作りたいだけならそこまでは不要。
これでリンクに必要なものはそろったので、あとはプラグインのコードを書くだけ。
autotools対応が面倒なら自分でシェルを書いてコンパイルするのが早いでしょう。