My Free Software Activities in August 2024

8月のハイライト

8月はGR frameworkというものをパッケージングしてみた。(自分は使う予定はないのだけれども要望があったので) それに関連して、GNU Radioの表記がぶれていたのでフィードバックしたりもしました。

あとは技技技術書典17にオンライン参加することを決めました。 既刊の改訂版をだそうかと考えています。

8月の活動記録

My Free Software Activities in July 2024

7月のハイライト

今月はあんどきゅめんてっどでびあんに収録される原稿を書いた。 発表原稿のrabbitからフォーマットを変換するだけとはいえ、発表当時と比べて 情報が古くなってしまっている部分もあるので紙面にあわせて加筆訂正した。

あとは、Debian勉強会でtag2uploadについて調べたことを発表したというのが大きなトピック。

slide.rabbit-shocker.org

tag2uploadは実現したら、メンテナンスの透明性を高めることにつながる(かもしれない)ので 本格導入がいつぐらいになるのかは今後気になるところである。

7月の活動記録

apt-upgrade-canary - PoC apt JSON hook use case

apt-upgrade-canary is a helper program to alert when upgrading packages via apt.

If there are some packages which causes a critical or serious bug, it shows warnings for terminal.

Then you can stay on current version of package by canceling upgrades.

This program is aimed to help not to installing problematic packages via manual upgrades.

Usually, you should delegate package upgrade to unattended-upgrades and apt-listbugs.

apt-listbugs kindly warns if there are known bugs.

In most cases it is enough safer.

But there is one exception, it is not true that always apt-listbugs can follow very latest critical or serious bugs in timely manner.

apt-upgrade-canary checks UDD mirror database (it take into account to cache query not to throw redundant one frequently)

Getting started

  1. Install required packages.
$ sudo apt install -y make ruby-pg ruby-json ruby-term-ansicolor
  1. Clone https://salsa.debian.org/kenhys/apt-upgrade-canary.

  2. Just sudo make install.

Use case in action

If there is no serious bugs which is reported against target packages, apt-upgrade-canary reports no error.

apt-upgrade-canary: no problem

If there are something weird happen, it reports matched bugs.

apt-upgrade-canary: serious case

So you can stay on.

My Free Software Activities in June 2024

6月のハイライト

6月はmozcとかlz4とかにフィードバックを送ったのがハイライト。

ConoHa v3でDebianが標準テンプレートとして提供されるようになったので、カスタムISOを作成してインストールする記事は役割を終えた。

Debian のmozcはinput-method-teamでメンテナンスしたほうがよいのではないかと思いつつ、 それよりもむしろbazel-bootstrapの新しめのをDebianでも使えるようにしないと、mozcの最新に追従していくのが厳しくなりそうなので なんとかしないといけないのではと思っている。(が大変そうなんだよなぁ)

6月の活動記録

My Free Software Activities in May 2024

5月は、Debianがらみでいくつかがんばった。気がする。

5月のハイライト

  • lintian(Debianのパッケージの検査ツール)のCIはあらかじめ実行時間伸ばしていないと確実に失敗してつらい。設定不備があったら、早めに失敗して気づけるようにした。
  • collectdのCIにはepics-baseパッケージが壊れていて失敗しているバグがあった。そこでepics-baseのupsteamに相談したり、Debianパッケージ側にパッチをなげて取り込んでもらったりした。そのうちepics-baseのパッケージがリリースされて問題の解決に向かうはず。
  • DebianのmozcパッケージがFTBFS(ソースからビルドできない)な状態が続いている問題のパッチを投げて取り込んでもらった。mozcに関して、辞書を自前で更新したものを予めパッケージに組み込んで使うようにしている人にはようやくかと思うかもしれない。

mozcはupstreamでビルドシステムがBazelに変更されたりしているが、Debian側のパッケージはBazelは4.2.3で古い。 先日開催されたUbuntu Japanese Teamの24.04LTSリリース記念オフラインミーティングの配信での情報によると、Bazelは6.0以降が必要なんだそうだ。FedoraだとGYPベースでなんかパッチあてて頑張っているらしい。mozcの最新リリースからすると数世代前のバージョンなので、追従できるようにしたいものではある。

5月の活動記録

My Free Software Activities in April 2024

4月はDebianの64bit time_t移行の進展状況に関して発表したのが主な活動であった。 armhf環境でビルドに失敗しているやつに関して、バグを立てて注意喚起を促す活動もした。

My Free Software Activities in March 2024

3月は64bit time_tがらみを調べたのと、FTBFSの注意喚起のバグレポートを投げていた。 lists.debian.orgのカテゴリ分類を整理したいんだけど、これ誰が管理しているんだろうか。