B450 Pro4でメモリを4枚刺す

Debianパッケージのビルドをぶんまわしたり、VMを立てて作業することが増えた。 またramdiskを使って作業することもあり、メモリを足すことにした。

あまり知見がないが、Ryzenでは基本的にあまりメモリ4枚刺しは推奨されていないようだ。 またQVLでも掲載されていないものもあって、自分の使っているマザーボードで使えるのかは未知数だ。

www.asrock.com

それがOCメモリになってくるとまぁ大丈夫だろうけど、クロックは下げないといけないかもね、 くらいの事前情報になる。

まだB450を使っている人がどれくらいいるかはなんとも言えないが、備忘録として書き残しておく。

変更前の環境は以下の通り。

  • B450 Pro4 (BIOSは2022/10/21に公開された5.60に更新済み)
  • CPUはRyzen 7 5800X(Ryzen 5 3600から換装)
  • Trident Z NEO F4-3600C16D-32GTZNC(CL16-19-19-39)

これにTrident Z NEO F4-3600C16D-32GTZNC(CL16-19-19-39)をもう一組追加して16GBx4=64GB構成にした。 (CL16になるとちょっと高めなので、悩ましかったが揃えることにした。当時は4枚構成にすることは考えていなかったので、そこそこいいやつにしたのだ)

事前にXMP読み込ませてDDR4-3600として動作している状態で、空いていたA1-B1スロットに追加。 スロットは片側にしかラッチがないタイプでちょっと硬くて刺すのに難儀した。

そのまま電源投入であっさり起動した。とくに設定し直すことなくDDR4-3600として稼働できている。

My Free Software Activities in Dec 2022

12月のハイライトはスポンサーアップロードしたことと、debexpoの翻訳作業をすすめたことか。 まだ翻訳率が基準に達していないのであとすこし。

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」

もう今年もあとわずか。わたしの2022年・2023年にやりたいことというお題でしたためてみる。

2022をふりかえって

技術書典に参加したというのが大きなトピックであった。

たぶん日本語で読めるDebianパッケージングに関する新しめの技術書としてはそれなりの内容ではないかと思う。 技術書典13でもポチる人がいたので、潜在的な需要はあったみたいだ。

技術書典5で頒布した「Firefoxを企業(団体)向けにカスタマイズする技術 ESR60対応」の改訂版として技術書典12で頒布した。 技術書典5のころとは異なり、Firefoxのシェアがだいぶ下がってしまっていることや、エンタープライズ用途の解説なのでニッチすぎたということもあり、厳しかった。

予想ではもうすこし出るかと思ったが、さっぱりだった。個人的には紙媒体で出したいというのはやっぱりあるのだけれども、小部数だとどうしても印刷費用が高くなるので厳しい。運営さんによるキャッシュバックがなかったら実現できていなかったと思う。

beta.fabre.debian.netで実験していた全文検索機能を正式にリリースした。 PGroongaを使うようにしてバグの全文検索をできるようになっている。 Debian.netチームにスポンサーしてもらっているので、成果をDebConf22で発表したかったが、オフラインのイベントになってしまったので断念した。MiniDebConf TamilNadu 2023を見る限りいちおうオンライン発表もできなくはなさそうだが、DebConf23もたぶんオフライン開催なので当分参加はできそうにない。

なにか成果をちゃんと広報していく機会は考えておきたい。

2023にやりたいこと

  • 技術書典への参加
    • 知見を技術書としてアウトプットしていくのは継続していきたい。
  • Debian勉強会への参加
    • 発表の機会を増やしたい
  • mentors.d.nの日本語化
    • 日本語化されていると多少はとっつきやすくなるのではないか。
  • https://fabre.debian.net/ の機能強化
    • いろいろ欲しい機能はあるのでそいつを実装していきたい
    • あとかんたんにデプロイできるようにするとかメンテナンス性とかプロジェクトとしての体制を整備しておきたい
  • Debianパッケージのメンテナンス
    • 引き続き継続していきたい
  • Grow your ideas for Debian Projectの推進
    • 改善できるとよいことをまとめたり、実際に取り組んだりできるとよい

My Free Software Activities in Nov 2022

しばらく記事を書いていなかったなそういえば。

先月のハイライトはDebian勉強会で発表したことかな。 あとひさしぶりにパッケージのメンテナンスをもろもろすすめた。 sentencepieceのパッケージングでは、うっかりpre-releaseなやつをパッケージにしてしまっているミスをやらかしていた。

  • 11/08
    • Grooga 12.0.4-1.1がsalsaに反映されていないため適用しておいた
  • 11/09 https://github.com/clear-code/fx-meta-installer/pull/21
    • ショートカットのフォールバックが古いままだったのを修正
  • 11/12
    • Groonga 12.0.9とgroonga-normalizer-mysql 1.1.9をアップロード
  • 11/13
    • Debian勉強会の資料作成
  • 11/14
    • libhinawa 2.5.1のアップロード。dput-ngに切り替えて試してみた。
  • 11/15
    • fcitx-imlist 0.5.1-7をアップロード。
    • gntp-send 0.3.4-7をアップロード。
  • 11/17
  • 11/18
    • fasttext 0.9.2-4をアップロード。
    • fcitx-imlist 0.5.1-8をアップロード。
    • Debian勉強会の資料を修正、アップロード。
  • 11/19
    • groonga_12.0.9+dfsg2-1をアップロード。
    • 11月Debian勉強会で発表した。
    • groonga_12.0.9+dfsg2-2をアップロード。hurd-i386に対応した。
    • lltsv_0.7.0-2をアップロードした。
  • 11/20
    • hinawa-utils 0.3.0-2をアップロードした。
  • 11/21
    • groonga-normalizer-mysql 1.1.9-2をアップロード。
    • porterbox DNSのメンテナンスに関して@jwilkさんに相談メール
    • sentencepiece 0.1.97-3をアップロード。同一バージョン再リリースされていた問題に対処したつもり。
  • 11/22
    • https://github.com/google/sentencepiece/issues/794
      • パッチを抱えるのはしんどいので、新しいバージョンをリリースしなおしてくれないかとフィードバックしてみた。
        • 実際のところはpre-releaseラベルつけてリリースしていた様子なので、早合点してパッケージしたのがよろしくなかった。
  • 11/23
  • 11/26
    • digimend-dkms_11-2 をアップロードした。s390xでtesting migrationがblockedになる問題への対処。
  • 11/27
    • fasttext 0.9.2+ds-1をアップロードした。doxygenで生成されているが元ソースがないので削除。
  • 11/29
    • groonga-normalizer-mysql 1.2.0をアップロードした。

技術書典13で無料配布されている冊子まとめ

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技術書典13がオフラインで開催されましたね。 オンラインマーケットは9/25までなので、初出が技術書典13で無料配布されているものをまとめてみました。 注:新刊一覧に掲載されているが、初出が技術書典13でないものははずしています。

5分で紹介Streamlit

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LTの内容をベースにStreamlitというWebアプリケーションフレームワークを紹介する冊子です。 普段フロントエンドを触らない人が簡単にWebアプリがつくれるらしいです。 類似フレームワークとの比較もあり。

Reactで作る!名前変換小説

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名前変換小説というジャンルを知らなかった。

千葉工業大学 電子工学研究会会誌 2022

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Google カレンダ-と同期する爆音アラームの開発動機が切実すぎる。

俺の自由研究 - kintoneで作るミニチュアダーツ

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ミニチュアダーツを作って、kintoneと連携させる内容。 センサーの種類を吟味するあたりが興味深い。絵日記風のスタイルが夏休み感があってよい。

プログラマーのための技術者列伝3

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プログラマーを対象として技術の歴史を紹介する書籍の3巻目。 プログラマーであれば、2巻目のほうがなじみが深いかも。そちらも無料公開されている。

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ぼくのCtrl+Alt+Z Vol5

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名前を出すのははばかられる例のあの書籍から得られる教訓の話が刺さる。

同人ハードの世界に足を踏み入れたら勢い余ってペンプロッタをキット販売した話

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趣味の活動でペンプロッタを80台くらい作られた方の一冊。すごい。

Rustで学ぶFT8

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アマチュア無線で「デジタルモード」があるのを知らなかった。

Webちぇんじろぐ2022part1

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2022年上半期の流行を独自にチョイスした冊子。知らないのいっぱいあるなー。

メールを取り巻くテクノロジー

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普段何気なく使っているメールサービスを支えている技術を紹介する本。

ニフティスクラム

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いわゆるスクラム本。価値観ポーカーの取り組みは興味深かった。

はじめてのUnityプログラミング ブロック崩しの作り方講座

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Webサイトの内容を電子書籍化したもの。初心者向けにスクリーンショットもまじえながら丁寧に解説している。

ゆめみ大技林 '22

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Limaを機会があれば使ってみようと思った。

宣言的UIアプリ開発食べくらべ

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サンプルモバイルアプリの作成を通じて、フレームワークの違いを知れる本。

Node to Nodes

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好みは分かれるであろうが、読み物として楽しい。

KiCad SPICE BASICS for 6 (free版)

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電子回路シミュレーターにまつわる技術書。 教育現場で培ったノウハウを詰め込んだ感じがすごい。

シュメールの神話イナンナとエビフを原文から解読して和歌で翻訳できたらかっこいいなって

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和歌で翻訳、この視点がもうかっこいい本。

KLab Tech Book Vol. 10

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Pythonのマイナー文法、これは知らないやつがあって面白かった。

Logo-Asobi デザイン集 Part1

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デザイン云々は悩ましいところをプログラムで解決しようという試みはよい。 フォントのサンプル集として眺めるのも楽しい。

Couchbase Server ハイパフォーマンスJava アプリケーション開発ガイド

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Couchbase Serverの商業誌を書かれている方が、Javaアプリケーションに焦点をしぼって書かれた本。

CLAPオーディオプラグイン開発者ガイド

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オーディオプラグインの世界でもやっぱりライセンスはネックになることがあるという話。 自由なソフトウェアという観点だとVST3で利用者はいいんでしょうけどね。

ひとくちPKI Journal 1

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https://crt.shをしれたのが収穫。

mixi tech note #08

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教育関連事業もやっているんですねというのが印象に残った。

落ち物パズルゲームの作り方 Unityで作るツムツム風アクションパズルゲーム

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ブロック崩しの解説本を出されたところが、今度はアクションパズルゲームについて解説した本。

カムロボを改造して作るラジコン

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ROSとUnityってつなげられるんだというのを知った本。

Snowflakeのすゝめ

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Snowflake推しの一冊。 吉田沙保里選手がたけのこ派で勝ち目がなくなったことは記憶に新しい。(余談) この方の文章の書きっぷりがなんだか心地よい。

技術書典の電子本で遊ぶ 難しい本「ほど」かんたんになる読書アプリ

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タップハイライトについて説明した本。

リモートワークのマイクを作ってみた

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マイクの自作記事。

これとはまったく関係ないけど、しばらく前にマイクを買い替えたんだけど、Web会議で誰からも最近音質改善したねというフィードバックがないのでちょっとへこんでいる。そんなものか。

虎の穴ラボの薄い本。vol.6

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スポンサー紹介でも登場した虎の穴ラボさんの本。 Alfredで出勤報告というワークフロー、別の手段で類似のことをやろうとしたのを思い出した。

さいごに

これだけの内容を無料公開されている企業・サークルさんの熱意はすごい。

さいごにちょっとだけ宣伝。 技術書典13、「Mozilla Firefoxの企業(団体)向けカスタマイズ入門(ESR102対応)」を頒布しています。組織の実情にあわせてFirefoxをカスタマイズして配布するためのノウハウをまとめた本です。

無料配布しているものをたくさん紹介したあとで、そうじゃない自サークルの本の紹介というのももやっとしなくはないのですが、たぶん存在すら認知されていないだろうから、告知をのっけておくことにしました。Firefox推しなので!

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諸事情から無料で公開するだけのアレやこれがないのはお察しください。

@debian.orgなメールを送れるようにするには

DDだと@debian.orgなメールアカウントを使えることになっているんだけど、 IMAPサーバーが提供されているわけではないので、常用するアカウントに転送する設定くらいしかしていなかった。

ところが、メールリレーサービスが使えるようになったらしい。

lists.debian.org

具体的な手順は次のページをみるとよい。

dsa.debian.org

echo "Please change my mail password" | gpg --clearsign

で署名したテキストをメールクライアントの本文に貼り付けて送信。 送られてきたパスワードを使ってmail-submit.debian.orgを経由してメール送信できるようになった。

My Free Software Activities in March 2022

某アレのレビューをしたり、hinawa-utilsの更新をしたりした。 Ubuntu 22.04に間に合うんだっけ?