会社のブログの方ばっかでこっちは放置ぎみだったので久しぶりになんか書こうということでawesomeについて書くことにした。
awesomeとは
about - awesome window manager
ウィンドウマネージャのうちの一つ。Ubuntuにもパッケージがある。これを書いている段階ではUbuntu 14.04を使っているので、awesome 3.4.15がパッケージでインストールできるようになっている。
昔軽いWMを探して、
The Golem X11 Window Manager
とか
~tuomov – Software
(Ion v1のころ?)とか似た傾向のWMを使っていたことがあったような気がしなくもない。
awesomeをインストール
普通にsudo apt-get install awesomeだけで、lightdmから選択できるようになっている。とても便利。
ただし、Windowsキーがあることが前提になっているっぽいので、そのあたりは適宜設定しないといけなかった。
カスタマイズあれこれ
~/.config/awesome/rc.luaをいじくるのが定石。ここからが本番。
/etc/xdg/awesome/rc.luaからコピーしてカスタマイズしましょう。
ログイン直後にキーをきりかえたい
CtrlとCapsLockは入れ替えたい派です。そんなときは、setxkbdmap -option "ctrl:swapcaps" を実行しないといけない。
これはrc.luaに以下を記述するといい。
awful.util.spawn_with_shell("setxkbmap -option 'ctrl:swapcaps'")
英語キーボードかつWindowsキーがないので、mod4を明示的にわりあてないといけない。
ひとまず、.Xmodmapで右Altをモディファイヤーとして設定することにした。
% cat ~/.config/awesome/.Xmodmap
remove mod1 = Alt_R
add mod4 = Alt_R
デフォルトのテーマを変更する
特にGTK+のテーマをこれまで設定していなかったせいか、クラシックぽくて古くさい。
Customizing GTK Apps - awesome
これの通りにClearlooksを設定した。
画面をロックするには
gnome-settings-daemonを起動すればこれまでどおりCtrl+Alt+Enterでロックできるが、なんか負けた気がするので代替案をさがしてみた。
xtrlockというのがあるようで、xtrlock -bでとりあえず画面をロックできる。
あとで、キーバインディングも設定しておこう。
ファイルマネージャ使いたい
まぁ、おとなしくmod4 + Rでnautilusを起動しよう。
常にウィンドウを最大化して使いたい
rc.luaにウィンドウの初期レイアウトを設定している箇所があるからそれをいじればいい。
デフォルトがfloatingになっている。まぁあとからmod4 + Spaceで変更できるからそんなに気にしなくてもいい。
layouts =
{
awful.layout.suit.floating,
awful.layout.suit.tile,
awful.layout.suit.tile.left,
awful.layout.suit.tile.bottom,
....
外部ディスプレイと組み合わせて使う
ノートPC + HDMI接続のディスプレイだと、なぜかノートPCのディスプレイが使えない状態に。
なんか設定してあげないといけないっぽいがまだ調べていない。
HDMIを引っこ抜くとノートPCのディスプレイが映らない状態なのがアレ。
使ってみた感想
これまでUbuntu 14.04のデフォルトで使っていたので、アイコンをぽちぽちクリックしてアプリを起動するのに慣れていたせいか、mod4 + Rで起動するスタイルはだいぶ新鮮。ただし、コマンドを覚えていないと起動すらできないという罠がある。スプレッドシートを編集するのにlocalcを知らないと、調べるはめに。(Debianメニューからたどれるけど。。。)
とはいえ、おおむねキーボードだけでもそこそこ快適に暮らせる。自分の場合はトラックポイントも併用しているし。
ただ、DBus-まわりはまだ設定が足りてないせいか、挙動が怪しい気がしているが、まだ切り分けができていない。
あとはウィジェットの設定が今ひとつわかりにくい気がしている。が、これは多分慣れとドキュメントをきちんと読みこなせていないせいだろう。